044.遠州灘の海鳴・波小僧

公式引用

 遠州灘一帯で天気の変わり目にゴオー、ザアー、バシンなどと突然鳴り出しては、スッと鳴り止む不思議な海鳴。人々は親しみを込めて「波小僧」と呼び、東から聞こえれば天気がくずれ、西から聞こえれば天気が良くなると言い伝えられている。

到達記録

 平成25年01月02日、令和元年12月29日、令和02年11月10日他、何度か訪問しました。

 遠州灘(えんしゅうなだ)は、静岡県の最南端・御前埼(おまえさき)から愛知県・伊良湖岬(いらごみさき)まで広がる海域です。

 遠州七不思議の1つ「遠州灘の波小僧」によると、昔、漁師に捕えられた波小僧が、海へ逃してくれた恩返しとして、天気の変わり目を大きな音(海鳴)で教えてくれるようになったとの伝説があります。

 昔から、遠州灘は航海の難所で、この沖の岩礁で座礁、難破する船も多かった為、寛永12年(西暦1635年)、江戸幕府によって見尾火(みおび)燈明堂(とうみょうどう)が建てられていました。日本の灯台50選【御前埼灯台】が出来るまで、渡航船舶の安全を守ってきました。

 遠州灘に広がる砂浜は、日本の白砂青松100選【遠州大砂丘】に認定されています。

 残したい日本の音風景100選【遠州灘の海鳴・波小僧】

[前]を見る [次]を見る

[日本の音風景100選]に戻る

[全国百選めぐり]に戻る

[トップページ]に戻る