051.長良川の鵜飼

公式引用

 毎年5月から10月にかけての長良川の風物詩。鵜を励ますために舟べりを叩く音と鵜匠の「ホウホウ」いう掛け声に、水面を走る舟の音、鵜が水中で動き回る音が一体となり、宵闇の中に響く。

到達記録

 平成23年10月08日に訪問しました。

 長良川の鵜飼(ながらがいのうかい)は、岐阜県岐阜市を流れる長良川中流域で毎年05月11日から10月15日まで行われる伝統行事です。

 鵜飼は、鵜を巧みに操って川にいる魚を獲る漁法のことで、その歴史は古く、正倉院所蔵の1,300年前の戸籍などからも鵜飼を生業にした集団が存在したと考えられています。

 御皇室御用達の鵜飼としても知られており、宮内庁の御料場で行われる8回の鵜飼を「御料鵜飼」と言い、獲れた鮎は、御皇室に献上されています。

 長良川は、日本100名城【岐阜城】の麓を流れており、永禄11年(西暦1568年)には、織田信長が武田家の使者・秋山伯耆守をもてなす際に、鵜飼観覧をするなど、外交上の接客にも活用していた記録が残っています。昭和の名水百選【長良川(中流域)】にも選ばれています。

 残したい日本の音風景100選【長良川の鵜飼】

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